おいらん用セット 江戸・吉原風20点揃い
映画『さくらん』でもお使いいただいた、遊女の最高位「太夫(たゆう)」用の
セットです。
太夫のクラスになると郭に入りたての子供の面倒なども見ており、その子達が
自分のことを「おいらは」「おいらんは」と舌足らずな調子で言ったのが元と
なり、この言葉が生まれたようです。

また「花魁」という漢字を充てるようになったのはまた別の要素があったようで
(そもそも花魁という漢字をおいらんって読むことはできないですもんね)、
江戸時代中期(明和〜天明頃)の文化と様々な要素が結びついて成り立った
らしく、判然としていないのが事実です。

はっきり言えるのは、花魁という遊女の格付け名称などは無く太夫(たゆう)と
いう位が最高峰のものだったということです。またこれも初期の名称で、
散茶(抹茶は振ったりかき混ぜたりして供するのですが、お茶を立てること=
ふるともいうので、これをお客を選ぶことに例えました。それに対し散茶とは
お湯を注いでふらないで淹れることから、ふらない=お客を選ばないとした
洒落からきた階級)となり、その後それも細分化して呼び出しが最高位と
されたようです。

そのためこちらも正式には太夫用セットとか呼び出し用セットいうのが正しい
のでしょうが、おいらんセットという名称の方が通りが良いのでこう表記
いたしましたこと、ご理解下さい。

江戸の吉原にあった郭(くるわ)で、その最盛期(文化・文政頃)に使われて
いたものを再現した、本格的なかんざしセットです。
正直、モノが大きいので写真が今一つなのですが、雰囲気をご理解いただけ
ればと思い登録しました。

遊女の最高峰ともなると、髪型も一回り以上大きなものになり、特に後ろ髪の
髷などはもうクッションかと思うほどの大きさです。
全てのかんざしが通常のものより一回り以上大きいものなのに加え、それが
これほどの数にもなると、大変な重さにもなりますが、これをつけて道中を
させ、またそれができることが健康の証でもあったようです。

江戸・吉原風のセットになりますので(京都のほうはまた違う内容になります)、
耳カキは丸く(関東風)、芳丁(よしちょう)を多く使います。
芳丁の前髪用(足が割れている)が6本、櫛が3枚、玉かんざしと松葉が2本づつ、
特大の延べ棒が1本、後ろ用の芳丁(足が割れていない)が6本となります。
色は写真の卵甲のみですが、ご注文をいただければ白やまた違う色の卵甲も
製作いたします。
本べっ甲の中でも最上級の白甲をイメージした卵甲(らんこう)は、定番的
な色あいで黒髪に良く合うと思います。

なお遊女たちは髪飾りのほうも一般の方とは違うように、本数を多くするなど
派手に使っていました。遊女の最高クラス、太夫(たゆう)にもなると、この
櫛をわざと3枚も使って派手さをアピールしたそうです。よく花魁道中などで
頭を取り巻くような櫛を挿しているように見えるのは、これを3枚、使って
いるものです。

大きさ:櫛/幅15.4センチ×高さ7.2センチ
    延べ棒/36センチ×幅2.5センチ
    玉かんざし/25.5センチ×玉の直径3.6センチ
    松葉/26センチ×幅5.3センチ
    芳丁/27.3センチ×幅1.7センチ

販売価格89,748円(本体83,100円、消費税6,648円)

■価格
◇89,748円

◇卵甲のみ