前櫛 二号半京 2色あり
日本髪用の古典的なかんざしのなかで、特に主となるものが櫛といえます。
当店では色々な素材や加工のタイプを揃えておりますが、こちらは樹脂製の
ものの一つです。
二号半京という大きさで、幅13センチ×高さ5.6センチあります。
ちょうど六号半京の一回り小さいタイプで、自髪で日本髪を結い上げるような
ときにちょうど良い大きさになっています。
もちろん、日本髪のかつらをつけたときにもお使いいただけます。
色はこちらも卵甲と白の2種類がございます。
本べっ甲の中でも最上級の白甲をイメージした卵甲(らんこう)は、定番的
な色あいで黒髪に良く合います。
白は真っ白といってよい色味で、昔は夏向きとの評価でしたが(これにヒス
イ色の玉カンを組み合わせる)、舞台などで遠目にもはっきり見える事から
通年の定番品になりました。
白の色合いは、象牙のようなやや黄色みがかっているものではなく、「骨白
(こっぱく)」と呼ばれる真っ白なカラーです。どちらもより舞台映えする
ような色合いになっております。
この櫛も芳丁と同様にアセチロイドという生地を使っています。アセチはア
クリルなどと比べて柔らかめの生地で、ある程度までの曲げには強い性質が
あるため、目の細かい歯を挽くことができるのです。アクリルで同じような
歯を挽くと硬度があるため簡単に折れてしまうそうです。
古典的なかんざしであるため、通常では見掛けないものだろうと思います。
映画『さくらん』の撮影に使っていただきました。
なお遊女たちは髪飾りのほうも一般の方とは違うように、本数を多くするなど
派手に使っていました。遊女の最高クラス、太夫(たゆう)にもなると、この
櫛をわざと3枚も使って派手さをアピールしたそうです。よく花魁道中などで
頭を取り巻くような櫛を挿しているように見えるのは、これを3枚、使って
いるものです。

大きさ:幅13センチ×高さ5.6センチ

販売価格2,700円(本体2,500円、消費税200円)

■価格
◇2,700円

◇白