前櫛 六号半京 2色あり
映画『さくらん』に登場する遊女たちが数多く使っているものがこちらです。

日本髪用の古典的なかんざしのなかで、特に主となるものが櫛といえます。
当店でも色々なタイプがありますが、こちらは樹脂製の中の一つです。
六号半京という大きさで、幅15センチ×高さ6センチという大振りなタイ
プ。日本髪のかつらをつけての踊りなどに向いているものです。
本べっ甲の中でも最上級の白甲をイメージした卵甲(らんこう)は、定番的
な色あいで黒髪に良く合います。
白は真っ白といってよい色味で、昔は夏向きとの評価でしたが(これにヒス
イ色の玉カンを組み合わせる)、舞台などで遠目にもはっきり見える事から
通年の定番品になりました。
この櫛も芳丁と同様にアセチロイドという生地を使っています。アセチはア
クリルなどと比べて柔らかめの生地で、ある程度までの曲げには強い性質が
あるため、目の細かい歯を挽くことができるのです。アクリルで同じような
歯を挽くと硬度があるため簡単に折れてしまうそうです。
色は卵甲(らんこう)と白の2色。
白の色合いは、象牙のようなやや黄色みがかっているものではなく、「骨白
(こっぱく)」と呼ばれる真っ白なカラーです。どちらもより舞台映えする
ような色合いになっております。
古典的なかんざしであるため、通常では見掛けないものだろうと思います。
なお2007年春公開予定の映画『さくらん』の撮影に使っていただきました。
どうぞスクリーン上でもご覧になってみてください。
なお遊女たちは髪飾りのほうも一般の方とは違うように、本数を多くするなど
派手に使っていました。遊女の最高クラス、太夫(たゆう)にもなると、この
櫛をわざと3枚も使って派手さをアピールしたそうです。よく花魁道中などで
頭を取り巻くような櫛を挿しているように見えるのは、これを3枚、使って
いるものです。

大きさ:幅15センチ×高さ6センチ

販売価格3,024円(本体2,800円、消費税224円)

■価格
◇3,024円

◇白